書家 山本祐司 −正統と品格 清新な雅趣の創造− 本文へジャンプ

トップページに戻る  書論・書道史に戻る

2006年掲載

占い

 

占いをどれくらい信じているでしょうか。

私は占いをほとんど見ません。

たまに開運印鑑などの詐欺(?)のニュースがありますね。
これも占いの一つなんですが、印鑑で開運できたら
みんなお金持ちで幸せで元気で長生きになります。

印鑑に印相という理屈をつけていますが、
そもそも、印相という理屈は誰が何のためにつけたのでしょうか。
また、開運印鑑を作り始めたのは、いつからでしょうか。
(これは印鑑屋さんの悪口ではないですよ。念のため。)

あと、印鑑はこうでなければならないって言う人もいますが
印鑑のルーツを辿っていけば、印鑑はそんなにこだわるものではない
ということが見えてきます。

姓名判断も同じですね。文字の画数で判断しますが、
そもそも楷書には正字(旧字体)と略字(新字体)がありますし、
正字でも何を基準にするかによって、画数は変わるかと思います。

楷書の前には隷書もあります。木簡や帛書、篆書もありますね。
篆書には小篆のほかにも金文や甲骨文もあります。
文字の画数を突き詰めて考えると、ややこしくなっていきます。

というわけで、開運印鑑がたまにニュースになりますので、
そもそも印鑑と開運の関係はいつから誰が言い始めたのか、
といったことに注目すると、街の良心的な印鑑屋さんの
普通の手彫りの印鑑が、たいへん良心的であることがわかってきます。

占いは、迷っていることに対して背中を押してもらうために
見るのはいいと思いますが、占いに左右されすぎるのはいけないと思います。

今日は紺の服と白い服のどっちがいいかな〜、
という時に運勢占いが紺だから紺にしよう、
というような楽しみ方は、日々の刺激になりますし、楽しめるように思います。