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中国の文字の歴史
○新石器時代 B.C.5000~B.C.2500
山東省、陝西省の遺跡から、
「刻画符号(刻符)」が発見される。
⇒これは、現段階では文字として
認められていない。
文字列として意味を成していれば、
文字と認めることができる。
○殷時代(B.C.1550~B.C.1025頃)
B.C.1300頃(約3300年前)の殷時代の
遺跡(殷墟)から
「甲骨文」、「金文」が発見される。
「甲骨文」は、亀甲と獣骨に刻された文字。
「金文」は、青銅器(金属)に鋳造または
刻された文字。
○西周時代(B.C.1025頃~B.C.770)
「甲骨文」は少なくなり、
「金文」が数多く作られる。
○東周 春秋 戦国 時代
(B.C.770~B.C.256・B.C.221頃)
「金文」が数多く作られる。
B.C.500頃(約2500年前)から、
肉筆(筆で書いている文字)の
「木簡」、「竹簡」、「帛書」が書かれる。
B.C.400頃(約2400年前)から、
石刻(石に文字を刻ること)が作られる。
○秦時代(B.C.256・B.C.221頃~B.C.206頃)
始皇帝の文字統一。
統一した文字を「小篆」という。
主流の書体は「小篆」。
通行体(普段づかいの文字)として、
「秦隷(隷書)」が発生。
○前漢時代(B.C.206~A.D.8)
新時代(8~23)
後漢時代(23~204・222頃)
前漢の主流は波磔のない「古隷」。
通行体として「章草」(後に「草書」)が
発生。
後漢の主流は波磔のある「八分隷」。
通行体として「行書」が発生。
蔡倫が製紙法を改良する(A.D.105)。
いつ頃から紙が存在したかは不明。
石刻が数多く作られる。
簡牘(木簡、竹簡、帛書)が数多く書かれる。
(古隷と八分隷をあわせて「隷書」という。)
○魏 呉 蜀(204・222頃~265・280頃)
西晋時代(265・280頃~317)
この頃には「楷書」が成立。
漢字の5書体(篆隷楷行草)の
すべてが完成。
○五胡十六国(317~386)
東晋時代(317~420)
この頃には、
楷書、行書、草書が主流となる。
王羲之(303-361)
○隋時代(581~618)
〇唐時代(618~907)
初唐の三大家(洗練された楷書)
欧陽詢(557-641)
虞世南(558-638)
褚遂良(596-658)
・漢字の5書体の完成後は、
「楷書、行書、草書」を中心に
芸術的な磨きがかけられ、
洗練された書風を展開。
・明時代の董其昌は、
著述の「容台別集」で、
各時代の様式として、
「晋人の書は韻を取り、唐人の書は法を取り、
宋人の書は意を取る」と述べる。
各時代の書の様式は、
「晋韻、唐法、宋意、元明態、清学」とも
いわれる。
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